騒がしいのに自分の名前だけよく聞こえる、、、なぜ??
“音”についての心理学です。
みなさんはこんな経験ないでしょうか??
こんな経験はないでしょうか??
・周りが騒がしいのに自分を呼ぶ声は聞こえる
・街中で自分の興味のある話題
趣味の話題に関して耳が拾う
・自分の名前と似た音を耳で拾って思わず振り向く。
こんな現象ないですか??
この現象名前があるんです!!!
“カクテルパーティー効果”といいます。
そうです。
”カクテルパーティー”です。
カクテルパーティーのように周り
が盛り上がっている中で
自分に関連する情報、自分の名前
自分の興味のある会話だけが聞こえる。
という、イギリスの心理学者によって
提唱された心理学です。
遠方の外出先で自分の地元の
名前が聞こえて
思わず反応してしまう。
自分の地元の方言が
街中で聞こえて反応してしまう
これもカクテルパーティー効果です。
しかしこれ
正しくいったら
聞こえているわけではないんです!!
まあ聞こえているんですが
実際に聞き取っている
というと少し違います。
「記憶から頭に情報を送っている」
のです。
つまり、実際に聞こえているというよりは
聞こえていない音を過去の記憶から
情報を埋め合わせて
聞こえているかのように伝わっている
といったら正しいでしょうか。
自分の名前と似た音が出てくることで
勘違いして振り向く。
といっても正しいでしょう。
実際には聞こえにくい、あるいは
聞こえていない情報を過去の記憶から
脳が「自分の名前と似た音だ、埋め合わせよう」
となって脳が必要な情報を
再構築しているわけです。
でもそれは正しく言えば、興味のある内容だから
脳が覚えているので
埋め合わされている。とも言えます
まあ聞こえていることには
代わりありませんが
脳が「これは必要な情報だ」
と思って
頭に情報を送っているというわけですね!
さて、ここからは「応用」です。
心理学なので当然これも
応用しないと損です。
相手に自分の初対面を印象付けたいときに
この心理学は有効です。
自分の名前を呼ばれることで
人は
「意識されている」
「自分に投げかけられている」
と認識します。
なぜか、相手に急に自分を名前で呼ばれると
「嬉しい」「名前で読んでくれた」
と思って嬉しくなった経験ないでしょうか??
まさにカクテルパーティー効果で
自分の名前に敏感になっているので
呼ばれて嬉しいのです。
仮にこれが
相手の興味のある話題
趣味などであれば
そちらを投げかける方が
かなり有効的でしょう。
ただ、ほとんどの人の趣味の対象は
聞かない限りわからないことや
自分が話せないことも
多いため、相手の名前を会話に挟む
というのはとても有効な手段です。
名前を呼ぶことで
意識を強制的にこちらに
向けることができます。
まあ逆に言えば、相手の趣味がわかれば
相手の趣味に合わせて、相手の土俵で会話する
というのもものすごく有効的でしょう。
会話を全て“カクテルパーティー効果”
として会話を終了することができます。
もし初対面で相手との会話に悩んでいる。
相手に自分を印象付けたい。
と思っているけど
具体的に何をしたらいいかわからない方。
ぜひこの
“カクテルパーティー効果”を
初対面の場ではカクテルでも飲みながら
試してみてはいかかでしょうか?
今回はここまでです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。